2003年 7・8・9・10・11・12月

 8月

8月3日(日)
八島ヶ原湿原と霧ケ峰高原
 (約9km)
大垣歩こう会の企画に飛び入りして竹中夫妻を誘い八島ヶ原湿原と 霧ケ峰高原約9キロのウォーキングに参加。バス3台100人あまりが参加。ゆるやかな登り降り「標高差200m」 今日はお天気にも恵まれ絶好のウォーキング日和 少々暑くて頂上の1680m付近でも日差しが強く水分補給がいつもの登山より多かった。期待したとうり 山野草の美しさを満喫コバイケイソウは少々盛りを逸していたがシモツケソウ ヤナギラン アザミ なでしこなど群生 平地の花に比べ色鮮やか。
行程
 大垣駅→霧ケ峰IC→八島・八島が原湿原→旧御射山神社→奥霧小屋→物見岩→蝶々深山12:10〜12:50「昼食」→分岐点→車山肩→霧が峰高原センター→霧が峰ICバスポイント→大垣駅
大垣駅を7時30分に出発 帰途霧が峰ICバスポイント16時半 予定より大垣着が30分ほど遅れ9時近くなった。
コースのあらまし
 霧が峰高原は標高 1600〜1800mにあるなだらかな高原で、国の天然記念物に指定された三つの高層湿原と、原生林の姿をとどめた樹叢が散らばっている。其の中でも最大の八島ヶ原湿原は薄い皿を伏せたような形の高層湿原が二つ並び、初夏から晩秋にかけて美しい花々が咲き乱れる。


霧ケ峰湿原植物群落] 八島ヶ原湿原 車山湿原 踊場湿原が湿原植物群落地として昭和35年6月に、国の天然記念物に指定された。
[八島ヶ原湿原]     約1万2千年もの歳月をかけて形成された泥炭地の広大な高原湿原 八島ヶ池 鎌が池 鬼が泉池の3つの池がありミズゴケやヒメシャクゲ  など湿生植物を中心に200種類以上
[車山湿原]        3つの湿原の中では最も若く泥炭層の厚さ1.5m およそ1500年かかって堆積されたといわれほかの湿原に無いミツガシワ ザゼンソウなど が生育
[旧御射山・もとみさやま] 諏訪神社下社の祭儀場跡、鎌倉時代には流鏑馬が行われていたという日本最古のコロシアム跡である
 ハクサンフウロ キバナノヤマオダマキ チダケサシ ニッコウキスゲ キンバイソウ ノアザミ ベニバナ シモツケソウ ヤナギラン ワレモコウ マツムシソウ    アサマフウロ コバギボウシ ホタルブクロ ウツボ  


8月15・16日(金・土)
北八ヶ岳散策
行程
 大垣→羽島IC→中央道路→諏訪IC→白駒池→雨池→双子池→坪庭→ロープウェイ山頂駅(2237m)→山麓駅(1771m)→大垣
2日間の北八ヶ岳周辺の散策に友人夫妻と参加 天候がこのところぐずついているので心配していたが案の定 雨模様。西濃観光バスでガイドつき。12名参加 15日夜10時出発 中央高速 諏訪湖SAで時間調整した。睡眠をとっておかなければと焦ったがウトウトした程度で5時前に白駒池に着く この池は八ヶ岳湖沼群の中で最も大きく、四方を原生林に囲まれた神秘的な池と聞いていたので楽しみにしていたがガスの為ほんの目前しか見えず残念。一周すると約30分かかるという。シラビソやコメツガなどが自生する原生林は一面苔むし神々しさを感じたほど。 バスを後にしここから雨池に向かう 雨は止んだもののガスがかかっていて見晴らしはよくない。この周辺もきっと雨が続いていたのだろう足場が悪く窪地は小さな川の流れとなって滑りやすい上 木の根がはびこり足をとられそう。 シラビソ樹林帯を通過 雨池に到着 やはり晴れていれば見晴らしがすばらしいとのガイドさんの説明で一瞬のガスの晴れ間を期待したがかなわず。(突然晴れ間が覗くことがあるという)しばし周辺を歩いた後 双子池に向かう。途中落石が現在も続いているような危険箇所を足早に通過。カラマツの樹林帯をぬけるがカラマツに”さるおがせ”という下がりゴケが幹や枝に分岐している珍しい光景を見る。この綿菓子みたいなうす緑のコケは深山の霧が多い場所にしか見られないそうである。
お天気はだんだん回復に向かい双子池では一瞬の晴れ間で雄池 雌池の一対を見ること出来た。昼食をとり30分ほど休憩。ここで始めて鮮やかなマルバタケブキを見かける。やはり周囲の展望は望めず。双子池から坪庭にいたるまで30分ほど 今日の行程ではハードな岩道を通過して坪庭の前を通過 時間の関係で山頂駅からピタラス蓼科ロープウェイで山麓駅に下るがこんなに大きな車両は初めてである。きっとスキーシーズンにはお客が多いのだろう。坪庭あたりでは多くの観光客に出会う。待機していたバスに乗り込み帰途に着く。大垣には8時半に帰り着く。天候には恵まれなかったが、ガイドさんつきでいろいろな説明をしてもらい楽しかった。 
 ホタルブクロ アキノキリンソウ オトギリソウ ウツボグサ アザミ フウロ コケモモ(群生) リンドウ マルハタケブキ ヤマオダマキ ハリブキ カニコウモリ ウス    ユキソウ イチャクソウ

天池

サルオガセ

双子池
 9月
9月14日(日)
青葉山 693m 若狭 (京都府 福井県 )
行程
 大垣(6:00)→松尾寺駐車場(9:45)→松尾寺(10:00)→青葉山頂上 西峰(12:15)→東峰(12:50 13:45)→展望台(14:25)→中山寺高野分岐(14:55)→  高野集落(15:15)→松尾寺(16:30)→駐車場(16:50)→大垣 
朝6時出発時曇り後快晴 6人参加
京都府と福井県の境にある青葉山は若狭湾岸の中央に海からそそり立つようにそびえ、その男性的な力強さを感じさせる姿は周りのなだらかな山並みの中で際立った存在感を持つ。福井側では若狭富士 京都側では丹後富士と呼ばれる。
出発時の天候はさえなかったが天気予報では快方に向かうとのことで強行 途中雨が降り出しどうなることかと心配したが快方に向かい登り口 松尾寺に着くころには快晴となる。松尾寺は西国霊場第29番札所 馬頭観音を祀っている。西峰方面より登るが思っていたよりハードで短い間ながら急登 40〜50分ほど登ったところでハブニング メンバーの一人が松尾寺に忘れ物をしたことに気づき引き返し戻ってくるのを待った。 西峰から東峰間は階段 くさり場ありで まるで日本アルプスの短距離版で怖気ずく。しかし展望は良かった。帰りは東方側より下るが、なだらかなだが6キロの道のり しかし近道を行こうとしたため道に迷い3時間ほど費やし時間を無駄にする。帰りお風呂で疲れを落としイタリアンレストランで食事をし帰る。10時半家に着く

この時期 山野草は少なかったが頂上でツクバネ(オイバネソウ)を見つける。子供時代に親しんだ羽根つきのオイバネそのものの可愛らしさ

青葉山遠景

内浦湾(西峰より撮る)

頂上(東峰)
 10月
10月21日(火)
福地山 (1.671m 岐阜県吉城郡上宝村
行程 大垣(6:00)→各務原I.C→清美I.C→福地温泉車止(10:30)福地山(第3展望台 12:25 13:15)→車止
北アルプスの穂高連邦や槍ヶ岳が一望出来る新しい登山道が、上宝村の福地山に誕生した。地元の有志らがボランティアで整備してきた。頂上まで数百メートル残すだけ との記事がを朝日新聞に紹介されてから早速13日に登山計画を立てるが雨の為中止 今回も天気予報は午後からくずれる予報だったが友人夫妻と夫と私 4人で決行する。この期を逃したら紅葉が終わってしまう・・・・福地温泉の「昔ばなしの里」駐車場横から登りだす。多分もう此処が1000m位 福地山の急な北斜面をジグザグに登っていく。20年ほど前に開削された化石探訪のトレッキングコースを再整備したとの事 登り始めて30分ほど薄日がさし始め紅葉の中 落ち葉を踏みしめお天気がくずれない内にと足早になる。 しかし間もなく雨が時折パラパラするが気にならないほど ヒノキ林を抜けると所々で視界が開け焼岳が見えてくる。焼岳は私以外は登頂済み。2時間ほど登ると福地山第三展望台に着く。周りの燃えるような紅葉を眺めながら昼食 焼岳ははっきりと西穂高や前穂高などの穂高連峰も眼前に広がるが槍ケ岳 笠が岳はかすんでいた。昼食が終わるころから雨が降り始めたので急いで下山 所要時間登り2時間 下り1時間10分
 11月
11月2日(日)
富士見台 (1739m) 御坂山(1684m)  (岐阜県中津川市と長野県阿智村の県境)
行程
 
大垣(6:30)→羽島IC→中津川IC→御坂峠車止(9:00 9:15)→御坂山 富士見台分岐(10:00 10:05)→御坂山頂上(10:40 11:00)→分岐(11:40)→富士見台(11:48  12:40)→分岐(12:47)→萬岳荘(12:05 13:25)→車止(13:45)
天気晴れ 5名参加 富士見台は岐阜県中津川市と長野県阿智村の県境にそびえる。真下をわが国で二番目に長い恵那山トンネルが走っている。今回の登山コースの登り口御坂峠までは舗装された道路が通じている。此処に駐車し 樹林の中の登山道を歩き始める。後方には振り返れば樹林の間からどっしりとした恵那山を見ることが出来た。しばらく歩くと山腹を巻くように一面 クマザサの尾根の鞍部に出て視界が広がる。御坂山と富士見台の分岐から先に御坂山に登ることにするが、登り始めて踏み足の無いことに気づく。こちらからの御坂山への登山者はいないようである。道なき道を目印のテープをつけつつ久し振りに藪こぎをしながら進む。膝までの丈 あるいは背の高さまであるクマザサの中を進み汚れていた登山靴がクマザサとの摩擦で洗ったように綺麗になった。頂上は狭くクマザサを踏みしめ記念撮影 すぐ引き返す 分岐から富士見台頂上に向かっては見晴らしの良い登山道が続く。晴天に恵まれ頂上からは正面に中央アルプスの展望が広がり 東側には伊那谷 そのはるか向こうに南ア連峰が。富士見台山頂は台地状で三角点はない。見晴らしの良い頂上で1時間ほど眺望をを楽しみながら休息し帰りは萬岳荘方面に下る。 南木曽温泉に立ち寄り疲れを癒す。
富士見台案内図
恵那山
富士見台
中央アルプス

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