ハワイ紀行


2004年6月20日〜24日
予ねてから友人夫妻と計画していたハワイのジャングルハイキングツアー・ダイヤモンドヘッドハイキング・サンセットクルーズに今月20日から24日に実現することになった。折りしも台風6号が発生し、気象庁発表の予想進路図によると21日には岐阜県も台風の圏内にはいる予報 警戒が放送される中の出発となった。

ハワイ時差 日本より19時間遅れ 日本時間 (ハワイ時間−5時間)+1日


         
オアフ島にしか生息しない白いハイビスカス、
コキオケオケオ。ハワイの国有種真夏以外(8.9月)
は色々なところで見ることが出来るとのこと。
モンキーポット(ネムの木)
街路樹になっている。日立のコマーシャルに使われているものは植物園の中にあるそうである。

ハワイには沢山の種類のジンジャーがあり、ワイキキビーチ周辺のホワイトジンジャーは良い香りを放っていた。
記念にこの花の香水を買った。


 6月21日
日程 都市名 時刻 ホテル スケジュール
6月20日(日) 名古屋発
ホノルル着
19:30
07:55
パシフィック・ビーチホテル ホテル着11時ごろよりフリータイム
  21日(月) ホノルル パシフィック・ビーチホテル ジャングル・トレッキング
昼よりフリータイム
  22日(火) ホノルル パシフィック・ビーチホテル      ダイヤモンドヘッドハイキング
     *
サンセットディナークルーズ
     23日(水) ホノルル発 14:10       午前中フリータイム
     24日(木) 名古屋着 17:30


ジャングルトレッキング 15名参加

行程 4キロ 
徒歩時間 約3時間 
高さ 813m 標高差170m

ホテル7時30分出発 登山口まで30分 プー オヒヤ(英語名 タンタラス)オヒヤは植物の名前
8:00出発→中腹分岐9:30分→頂上10:50分→下山11:20分

コオラウ山脈奥にあるコース。何よりも嬉しかったのはベテランのガイドさんから説明を受けながらのトレッキング NHKハワイトレッキング紀行(オアフ島編)でこのコースも放映されたとのこと 比較的ワイキキに近いコースで豊かな原生林が残っており、コア、オヒアレフア、コキオケオケオ(白いハイビスカス)、シダ類など固有種の多い穴場コース 要所要所でガイドさんの説明を受けながらのハイキング 外来種も数が増えているそうである。珍しい植物に目を奪われる。トロピカルな花、ジンジャーやグアバもありこれらはホテル周辺でも見ることが出来た。このツアーはハワイ州森林局の特別許可を得て企画され人数制限があるとのこと。15名の参加者だった。このトレッキングのコースの頂点のプー オヒヤにたどり着くまでに固有種の木 (日本の山の木に比べ大木が茂り見事な花をつけているものが目立つ)や シダ類などの説明を受ける。見晴台に到着しすがすがしい気分でコオラウ山脈全景と眼下に広がるホノルルと青い海の絶景を楽しんだ。


登り口

中継点

眼下のホノルル

頂上でガイドさんと


トレッキング途中で見かけた花々 イエロージンジャー・ ククイ (ハワイ州の花 ポルネシア人が持ち込む)(食 薬用など 実・ 種それぞれに重宝されている)ローズアップルなどなど 木ではグワバー( 南米から入ってきて3種類あり) バナナの木 コヒー(標高300〜800mに生えて野生化したもので収穫時(11月末〜2月)には赤い実をつける)
また植物の葉の裏に付く虫を食べるカタツムリ(大きさ1cmぐらいまで タニシのよう)これは一定の区間にしか生息しないとのこと その区間にしかない植物に寄生するようである。湿地の為 また多雨の為シダ類が多く大型のハプーは原住民はガーゼ代わりに使ったとのこと 日本で見かけるアジアンタムもあった。またイエイエという植物は海のものが山に入り太陽を求め他の木に寄生(巻きつく)し繁殖する。途中シナモンの木があったが手の届く位置の皮をガイドさんが剥いで皆で香りを楽しむ。驚いたことにある区間に竹林が現れる。ポリネシアから持ち込まれたものだそうで日本のものに比べ細く色が黒かった。


他木に寄生して茂ったもの 枝が下に伸び根になったもの 群生していたアジアンタム シナモンの木


 6月22日
ダイアモンドヘッド
標高232m 

約30万年前、火山の噴火でできたこのクレーターは、ハワイ語で"レアヒ"(=マグロの額)と呼ばれている。1700年後期になり、西欧の探検家がこの山にある方解石の結晶をダイヤモンドと見間違えたことから"ダイヤモンドヘッド"と呼ばれるようになったとか。1900年初頭には、見晴らしの良さからオアフの監視基地に指定。現在も砲台の跡などが残っているそうである。

登山口出発8:50分→頂上9:35分→下山10:15分
登山口で入山料1人1ドル支払い此処にしかないトイレに立ち寄り出発

最初は広く、なだらかなコンクリートの道。しかし、すぐに石ころだらけのでこぼことした道に変わる。火山の為道の両サイドはみどりが乏しい。変わった花を見つけてカメラに収める。ウイークデイにかかわらず大勢の登山者あり。ワイキキ周辺に比べて行き交う人々の中に日本人は少なかった。さらに登っていくと、岩と砂利のゴツゴツとした細い道になる。その先に76段の階段がありトンネルを通過 またこの先に階段があり、そこを抜けると二つ目のトンネルがあった。最後に螺旋階段を登りやっと頂上へ 日差しが強く少々疲れたが眼下の絶景に疲れは吹っ飛んでしまう。標高232mといえども山頂の展望は360度、素晴らしい。この空の青さ、そして海の青さも日本と比べものにならないほど澄んでいる。見下ろせば海岸線がくっきり 潮の流れが水の色の変化となって現れている。山頂から眺望を楽しんだ後写真撮り。下山のトンネルの中で登ってくる茨城県の中学生の修学旅行の一団と出会う。修学旅行にハワイとは・・・今の学生は恵まれている。
         



山肌 トンネル 山頂


サンセットディナークルー(アリイカイ)

6月22日 
4時40分 ホテルから出て乗り合いのバスに乗り込む。出発と同時に車内は盛り上っていて歌声が流れていた。
アリイカイ・カタマラン号に乗ってのサンセット・クルーズ。およそ4時間buffet-styleの食事の後 愉快なショーやエンターテインメントの楽しいパフォーマンス、船上から一望するホノルルやワイキキの絶景、そしてダイヤモンドヘッドの美しいパノラマを堪能した。


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