2004年7・8・9・10・11・12月
 1月
まほろば会解散後ハイキング程度の登山計画が多くなる。もと会員メンバー全員が揃うこともまれになり昨年10月から登山はずっとご無沙汰 1月24日の熊野古道 伊勢路 ツヅラト峠越えの計画に今年初めて参加する。
日ごろの早朝ウォーキング4キロだけの少ない運動量で近頃すっかり身体がなまっている感じである。

秋の紅葉をめでるハイキング では春の宇津江の四十八滝の風景を秋の紅葉で季節による移り変わる自然の美しさを満喫


平成17年1月24日(月) 出発AM 5:30
梅ヶ谷からツヅラト峠越え
 (三重県大内山村・紀伊長島町)
行程
 大垣(5:30)→桑名東I・C(6:25)→亀山I・C多気I・C(8:00)→梅ヶ谷(8:40)栃古橋車止(8:50〜9:05)→登山口(9:26)→ツヅラト峠
(9:55〜10:30)→山ノ神(10:55)→登山口(志子奥)→紀伊長島駅(13:15〜13:19)乗車 (13:19)→梅ヶ谷駅(13:30〜14:00)→
車止(14:40〜14:45)→奥伊勢フォレストピアで入浴→大垣
今年初の登山 5名参加 快晴 熊野古道が2004年7月世界遺産に登録され、まず今年最初の登山に計画 ツヅラト峠は伊勢と紀伊の国を振り分ける峠 この峠から巡礼者たちは熊野の峠を眺めたであろう。梅ヶ谷を経て栃古橋車止めに車を置き出発 谷を渡り杉木立の中を歩き始める。期待した石畳が現れるが思ったより短い距離 可憐に咲くセツブン草を見つける。ツヅラト峠では熊野の山々がかすみ入り組んだ海岸線のかなたに熊野灘が見える。やがて古道は林道と合流し山ノ神に到着 予想外にひっそりとしたもので行過ぎそうになる。志子の集落を抜け国道に出る。紀伊長島駅から梅ヶ谷駅まで電車に乗るため駅に向かう。この電車が13時19分の後は2時間待ちなので田舎道を走りに走り今日はこの行程が一番ハードだったと話し合った。やっと間に合った。 

追記 2004/8/6

 熊野古道が
2004年7月世界遺産に登録された。日本では12件目である。
    
紀伊山地の霊場とその背景  熊野三山を目指す古道  伊勢 吉野 大阪 京都
  奈良・三重・和歌山にまたがり総延長300キロ
       コアゾーン 0.9m  バッハゾーン 両サイド50m+50m

8月上旬 NHKで放送されたお勧めスポット
  つづらと峠 熊野灘を一望出来る。
           紀伊長島町 麓から歩いて1時間半 途中祠があり山ノ神が祭られている
  大門坂   那智の滝に向かうハイキングコース
           大門坂 267段あり上り詰めると熊野那智大社 そこから滝(133m)へ 鎌倉時 代に作られた石段(1時間)

 5月
5月8日 (日)出発6:00
朝熊ヶ岳
 (555m △なし 三重県伊勢市)
       山頂から少し下ったところ478mに一等三角点ありと紹介されていたが見当たらなかった。
行程
 大垣(6:00)→桑名東I.C→朝熊I.C→であいの広場車止(8:25)→朝熊峠(!10:15)→朝熊ヶ岳山頂(11:00〜12:10)→経塚(12:30)→金剛證寺(12:40)→朝熊峠(13:50)→であいの広場車止(15:20)
               
マムシソウをよく見かけた。リンドウに似た花が群生(全長5cmほど) 名前の分からない花が多かった。
出発6:00 5人参加 好天気に恵まれる。久しぶりの登山で車中話が弾む。近頃の山行は木立の間からの眺望を楽しみ また山野草を愛でながらのゆっくり登山になって来た。男性二人とに距離が開き時折足早になり追いつく。

駐車場奥の登山口から岳道の登りが始まる。今日は好天気に恵まれ団体登山者があり駐車場は満車。珍しいとのこと。
江戸時代のものといわれる町石が一町ごとに立っている。 登り始めから新緑の雑木に覆われ程よく日光をさえぎり森林浴を楽しむ。足元は岩が多く苔がむしており滑りそうな道のりがしばらく続く。だが道幅は広く整備されていた。八町の上でケーブル軌道跡を通る。大戦中に軍の命令で停止され復活することなく現在に至っている。二十二町で朝熊峠 この近辺に三角点があると紹介されていたが探しても見当たらなかった。八大竜王社のある頂上で休憩兼昼食 分岐に戻り経塚群に立ち寄り(40基を越す経塚は昭和34年の伊勢湾台風で樹木が倒されたため発見されたとのこと)そこから下り金剛證寺たどり着く。奥の院から山上公園の展望台に進めば眺望がすばらしいと聞いたが、夫の登山靴の底が剥がれてしまうというハブニングがあり、断念。帰途に着く。
帰途 榊原温泉に立ち寄りリラックス。
          
 6月
6月11日(土)の朝日新聞に高山市国府町宇津江の四十八滝山野草公園のクリンソウの紹介があった。

この花園は昨秋の台風23号で土砂が流出したり、樹木が倒れたりする被害を受けた。懸命の復旧作業と花の株分け作業などで、今年の咲き具合は去年よりも良いとのことである。
新聞で一面に 咲くクリンソウを見て友人夫妻と早速見に行くことにする。いろいろな山で可憐に咲くクリン草はよく見かけるがこれほど見事なものはない。

また宇津江の四十八滝は21世紀に残したい全国自然100撰地である。 その神秘な滝群と渓谷美を堪能した。
6月12日
宇津江四十八滝&山野草公園 (高山市国府町宇津江)
行程
 
大垣(7:15)→ ひるがの(8:30〜8:40)→飛騨清見I・C(9:05)→高山西I・C→駐車場(10:15)→昼食(12:15)→駐車場(13:15)


宇津江四十八滝のクリンソウ
友人夫妻とお天気にも恵まれあいかわらず車中でおしゃべり。3時間ほどで駐車場へ到着
駐車場から花園に続く道を進むと、赤や薄ピンクや緑色が、色とりどりに広がっていた。山の谷間一面が、お花畑になっていて、今はクリンソウが華やかに、見る人を圧倒させる勢いで広がっていた。その中に アヤメのが一群があちらこちらにクリンソウの片隅で自己主張しているかのように咲いていた。


      

宇津江四十八滝
 龍が天に昇るときできたという伝説が残る四十八滝。さわやかな緑に囲まれ直射日光はさえぎられ、滝上山の頂上を目指して滝に沿った遊歩道を歩く。さまざまに姿を変えて現われる滝を楽しみながら、気持ちのいい汗をかくコースだった。それぞれの滝は白いベールのような飛沫をあげて清らかに降りてくる。途中の展望台からは、遠く北アルプスの雄姿を望むことが出来た。
標高1200mの滝上川を源流とする宇津江渓谷には、約1kmに渡り大小の滝が連続する。県立自然公園に指定されており、年間を通じてさまざまな姿を見せるとのこと。
滝上山の頂上はほとんど水がかれていた。

      


    
         

        

2005年最新登山記録

                                                10月〜11月

                                          10月14日 新穂高・鍋平高原ウォーキング
                                       10月30日 濁河温泉へ 紅葉の御岳山眺望
                                       11月1日〜11月3日まで 大山の紅葉と山陰周遊
                                       11月8日  宇津江四十八滝   

 10月
10月14日
新穂高 鍋平高原 (名阪近鉄バスツアー)
行程
 大垣→東海北陸道→卯の花街道→数河→奥飛騨(新穂高・鍋平高原 1300m 散策時間3時間)→東海北陸道→大垣
天気予報は良くなかったので雨具を用意したが、まあまあの天気となる。ロープウエイからの景色は中腹の紅葉が見ごろ 頂上はもう盛りを過ぎていた。散策後帰りバスに向かうころになり雨が降り出した。ツアーに参加するといろいろな場所をまわり便利な反面、時間の制約がある上 土産店への立ち寄りが多い。
       
10月30日
濁河温泉へ 紅葉の御嶽山の眺望
行程
 
大垣→岐阜(156号)→関(平成こぶし街道 県道58号)→金山町井尻(41号)→飛騨小坂(鈴蘭スカイライン)→巌立峡
       
友人夫妻と7時出発 目的地への道すがら山々の紅葉を楽しむことが出来た。 お天気もよく写生をしているグループに出会う。濁河 御岳登り口付近で七福神の石像があった。珍しかったのでカメラにおさめる。帰り南飛騨国際健康保養地巌立峡に寄る。平成11年大規模な崩壊があり一皮むけた巌立 崩壊しても金太郎飴のように同じ巌層が現れるとのこと。
 11月
11月1日(火)〜11月3日
大山の紅葉と山陰周遊3日間
行程 1日
JP名古屋駅(新幹線ひかり)→JP岡山駅→蒜山高原(牧歌的な高原)→鍵掛峠→ とっとり花回廊→大山寺→大山(大山ロイヤルホテル泊)
       
大山の紅葉 と周辺の散策を目的に2泊3日のツアーに参加 数年前大山登頂を計画したが、体調悪く途中で下山 その折蒜山高原に宿泊 大山寺も思い出深い。鍵掛峠からの紅葉は見事だった。
行程 2日
ホテル→足立美術館→出雲大社→出雲ワイナリー→立久恵峡(山陰の耶馬溪)→玉造温泉(松の湯泊)
     
足立美術館 出雲大社も二度目の観光 立久峡は山陰の耶馬溪とも呼ばれているそうである。
行程 3日
ホテル→いずもまがたまの里伝承館→ルイス・C・ティファニー庭園美術館→松江市内散策→由志園(この時期でもボタンが美しい)
         
3日目のハイライトは ティファニー美術館 ティファニー庭園美術館は2001年4月28日オープン ルイス・C.ティファニーの世界的コレクションと評価されている蒐集作品の中から 選りすぐりステンド・グラスの窓やランプをはじめとしたティファニーの12の芸術分野を14のゾーンに展示している。膨大で圧倒的な素晴らしさを持つティファニーの作品にすっかり魅せられた。アールヌーボォーの源流となったジャポニズム(日本美術への憧れ・心酔)の歴史が紹介され17世紀から20世紀にわたる約400年間の日本と西洋の芸術・文化の交流を5つのゾーンに分けて集めている。世界史の中の日本美術の位置とその影響を再確認 今回の旅行の最大の感銘を受けた。松江城はもう観光済みなのでお堀周辺の武家屋敷 小泉八雲記念館等周辺を散策。由志園は管理された庭園でボタンが満開だった。ともに紅葉は今ひとつ 

11月8日(火)
宇津江四十八滝
行程
岐阜→各務原I・C→ひるがの(SA)→飛騨清見I・C→宇津江四十八滝(昼食)→高山→清見→せせらぎ街道→郡上八幡→大垣
      
パソコンボランティアの仲間の親睦会で紅葉を楽しむ会を企画 10名参加 紅葉の最盛期は過ぎたかの懸念はあったが、ひるがの そして宇津江からの帰途のせせらぎ街道の紅葉は素晴らしかった。6月クリンソウを見にきた折とは又違った風情を楽しむことが出来た。


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